形状別
材料別
その他
加工品(切削形状)
外形加工
サイズ:最大550 × 1,000mm
形状:長方形、円、異形
材質:[樹脂]
フェノール(ベークライト)、エポキシ、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、フッ素樹脂、不飽和ポリエステル、ポリアセタール(POM、ジュラコン)、アクリル、ポリカーボネート、塩化ビニール、ウレタンゴム 他
[金属]
アルミ、銅
[その他]
木材、鉱物系/マイカ材
材料別
フェノール樹脂
熱硬化性樹脂、主に紙基材。別称の“ベークライト”は発明者の名前に由来し略してベーク材とも呼ばれる。
電気的、機械的特性が良好、特に耐熱性、難燃性に優れる。
当社実績はプリント配線板、各種部品、治具板等。
プリント配線板材料に詳細を記載
エポキシ樹脂
熱硬化性樹脂、主にガラス基材。強度や寸法の安定性が優れている。
またフェノール材と比較し耐熱性や吸湿性、絶縁抵抗が優れる。
用途として接着剤の材料としても知られる。当社実績はプリント配線板、各種部品。
プリント配線板材料に詳細を記載
ポリアセタール樹脂
熱可塑性樹脂、略称はPOM(ポム)。
強度と電気特性、自己潤滑性が特徴でエンジニアプラスチックに分類される。
ホモポリマーとコポリマーに分類され、コポリマーの代表格である「ジュラコン」はポリプラスチックス社の商標名。
主に機械部品分野で活躍しており、用途として歯車や軸受け等。当社の加工実績は製品固定治具。
ポリカーボネート
熱可塑性樹脂。耐熱性、強度に優れておりエンジニアリングプラスチックにも分類される。
略称では「ポリカ」「PC」等。
外観上アクリルと分類するのは困難だが、燃え難く対衝撃性で勝り、透明度では劣る。
塩化ビニール
熱可塑性樹脂。軟質、硬質の2種類があり、省略して「塩ビ」または「PVC」とも呼ばれる。
難燃性、耐久性、耐油・耐薬品性に優れる。上下水道や電線、建材などから日用品、医療器材まで幅広く利用されている。
フッ素樹脂
フッ素樹脂とはフッ素原子を含む合成樹脂の総称。当社では、PTFEシートの加工が可能。くっつかないフライパンで有名な「テフロン」はデュポン社(現ケマーズ社)がPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)に名付けた商標名。
フッ素樹脂は耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性、絶縁性に優れる。
木材
小さい木材を接着して作られる集成材や、薄い板を重ねた合板(ベニヤ板と呼ぶことが多い)などがある。
用途としては家具や日用雑貨など様々なものに使用される。
サンプルはオーク材を加工。
特殊材
鉱物系/マイカ材
珪藻土
GFRP
Glass Fiber Reinforced plasticsの略。
ガラス繊維を強化材に使用したプラスチック複合材の総称。
母材(マトリックス)はポリエステル樹脂やエポキシ樹脂等熱硬化性のものが多く、当社が加工を得意としているガラエポ材もこのGFRPの一種。
強化剤を特定しないのであれば単に「FRP」で良い。
プリント配線板材料
当社で外形加工するプリント配線板は主にリジット基板と呼ばれる硬質のものです。
一方、折り曲げられる柔らかい軟質のものをフレキシブル基板と呼びます。
ここではリジット基板の代表的な材料種を紹介します。
これらの材料はプリント基板以外の各種薄板加工用としても取り扱いしております。
○紙フェノール板(FR-1)
紙を基材にフェノール樹脂を含浸させて成形する。
・ガラス材と比較し安価である。
・主に片面プリント基板に使用される。
・電気特性、機械的特性、寸法安定性ともガラス材に劣る。
○ガラスエポキシ積層板(FR-4)
ガラス布基材にエポキシ樹脂を含浸させて成形する。
・リジット基板では最も一般的に使われている。
・両面、多層基板等多くに採用されている。
・他にも一般用(G-10)、高耐熱(FR-5)等のグレードがある。
○ガラスコンポジット板(CEM-3)
ガラス不織布を基材としガラス布でサンドしエポキシ樹脂を含浸させて成形する。
・FR-4と比較し安価で加工性に優れる。
・FR-4と比較し機械的な強度や寸法の安定性でやや劣る。
・両面基板の多くに採用されている。
その他
部品実装済み基板の追加・修正加工
図面通りに出来ているはずの基板に不具合発見!
既に部品実装も済んでいるので、もう手遅れ?
外形加工工程の不具合であれば修正可能かも知れません。
○主な加工内容
・外形形状、外形寸法の変更
・穴(丸または異形)、溝の追加
・穴(丸または異形)、溝サイズの変更
・Vカットラインの追加
・製品形状に合わせた治具により、対部品の負荷を最小限にします
・NC加工機で作業を行う為、仕上がりが高精度、高品質です
・より安全に静電気対策も実施します
○注意点
・加工の可否は実装基板を確認して判定します
・加工部周辺の部品位置、高さに関する詳細情報が必要です
・加工時の固定方法によって加工精度が変わります
・固定方法は製品の形状によって変わります
端面スルーホールカット
スルーホールとは、多層基板に開けられた穴で内面にはメッキが施されています。
何層にもなっている表面と内部の回路を接続することで、基板自体の寸法を最小限に抑える事が可能となります。
複雑化する回路形成には不可欠な技術です。
そのスルーホール部をカットすると通常の加工方法ではバリや剥がれが発生します。
バリ発生の場合は取り除く工程が必要となり手間と時間を要します。
当社では特殊なルーター技術でバリや剥離の発生そのものを抑え綺麗に仕上げます。
極小品加工
プリント基板を始め、各種板材からの極小品加工で実績があります。加工時の材料クランプや仕上げ処理が困難な小さいサイズの製品でも、当社のルーター加工技術なら実現可能かも知れません。是非、ご相談下さい。
[写真サンプル] ガラエポ、アルミ、銅 各t0.3 外形φ1.5mm
銅箔切削基板
プリント配線板の作成工程において、通常は薬品を用いたエッチング処理でパターン形成を行います。
その工程を切削加工で施す事により、短納期で試作基板を作成致します。
パターン幅や絶縁距離などの制約はありますが、早急な通電動作試験や教育現場の回路基板教材としてのご使用にも適しています。
こんなところに使われています
LBS境界板
材料:フェノール樹脂
板厚:2.0mm
使用理由
・小動物進入による事故防止
・高圧受変電設備部品
基板ラック
材料:塩化ビニール
板厚:15.0mm
加工内容:溝加工、側面加工
使用理由
・耐薬性適合
・キズ防止
・規格品合わず
試験片加工
材料:FRP各種
板厚:1.0~5.0mm各種
加工内容:溝加工、側面加工
使用理由
・引張試験用
・形状種に対応
測定機治具
材料:フェノール樹脂
板厚:10.0mm
加工内容:外形、穴φ6.0、側面
使用理由
・位置決め補助
・寸法精度要求クリア
非接触ボタン押し
材料:アクリル
板厚:2.0mm
加工内容:外形加工、穴加工
使用理由
・ウイルス感染予防対策
マスクケース
材料:ガラスエポキシ樹脂、合成皮革
加工内容:樹脂板切削、皮革貼り合わせ
使用理由
・ウイルス感染予防対策
・銅箔板抗菌効果